あなたは電車に乗っています。
向かいの座席を見ると、新聞を読んでいる人、クロスワードパズルを解いている人、
文庫本を読んでいる人、手紙を読んでいる人、写真をみている人、
時計を見ている人が座っています。
これは、取り立てておかしな状況ですかね?
おそらく、大半の人は、「特におかしくない」と思うのではないでしょうか。
ところが、これが、全員が携帯電話をいじっているということになると、
突如、新聞のコラムのねたになったりします。しかも、「全員がメールを
打っているなんて、異様な景色だ。コミュニケーション能力に問題が…云々」
といったコラムが多いように思います。さらに、ご丁寧に、「自分は携帯電話を
使わないので、」とか書いてあったりして、本当にげんなりするのです。
いまや、携帯電話で、新聞を読む、パズルを解く、本を読む、手紙を書く、
写真を見る、時計を見るなんてことは当たり前にできますし、ほかにも
できることははいて捨てるほどあります。何をしているかを捨象して、
「全員が携帯電話を使っているなんて異様だ!」などといってみても、
なんの意味もありません。使わない人、ないし、使いこなせてない人には
それがわからないんでしょうね。わからないなら書くなといいたいです。
要するに、今まで紙を媒体としていたものの多くが、携帯電話にとって
変わられただけのことだと思います。「全員が、紙を見ていて異様だ!」
なんて誰も言いませんよね。携帯も同じことではないでしょうか。
私自身も、電車の中で携帯電話を使っているときは、
新聞を読んでいるか、日記を書いているか、ゲームをしているか、
子どもの写真を見ていることが多いです。
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